みんなに知らせたい!!長く使える優れモノ

マイクロプラスチックが海洋汚染を深刻化させていることを知って
昨年の夏から我が家のキッチンも出来るだけプラスチック用品を減らしています。

そんな私にご近所さんから、ハンドルが東濃桧で出来たキッチンブラシがあると教えてもらいました。

ナチュラルなルックスとぎっしり埋まった毛束を見て、
優れモノであるのがすぐにわかりました。

使い始め水に濡れると桧のすっきりとした香りがして来たので、サプライズされた気分になって、家事のひと時を癒してくれました。

それからこの一年、我が家の布巾かけにいつもこのブラシがぶら下がっています。

そのブラシは加子母の番田地区に社屋がある『赤田刷毛工業』で作られています。

以前、価格も同じくらいでドイツ製の木ハンドルのブラシを使ったことがあります。
毛束はこんなに密ではなく、すぐにカビてしまい数か月で買い替えていました。

それが”赤田刷毛”のブラシはハンドル部分の色は焼けて濃くなりましたが、未だにカビていないんです!!毛落ちも殆どないのでまだまだ現役続行中です。

そんなキッチンブラシにどんな工夫が詰まっているのかワクワクしながら、
作られている現場へお邪魔させてもらいました。

おうちご飯、後片付けの”執事”として使って欲しい

お話を聞かせてくれた営業担当の田口美保さん。

キッチンブラシが誕生したきっかけは、昨年春に岐阜生協さんから鍋を洗うブラシを作って欲しいと要望を受けたことからでした。

ちょうど家族がステイホームすることが多くなり、昼食には麺料理という家庭は多いですよね。

麺の湯切りで使うざるを洗うことが増えて、
「ざるの網目もきれいに洗えるブラシがあったら良い。」と思いついたそうです。

確かに髪の毛よりも繊細な110デニールのアクリル毛はしなりも良く、細かい網目にも行き届きます。

私は炊飯器の内釜などテフロン加工されたものにも安心して使っています。

そして中心に豚毛が使用されているのは、
“掻き出す硬さも生まれる”
“毛質の違うものを入れることでゴミが詰まりにくくなる”
工夫だそうです。

またぎっしり詰まった毛束には一見してわかりませんが、
ハンドルと同じ東濃桧の木片が根元に詰めてあります。

“乾きやすさ”と”毛が抜け落ちない”秘密はこれなのですね!!
抗菌性のある桧だから実現したカビにくい理想のブラシです。

↑ひとつずつ職人さんが手作業で2種類の毛束と木片を埋めています。

ハンドルにはかわいらしいお鍋の焼き印が押され、
リボンがキュッと結ばれています。

これは家事に向かうとき少しでも気分が上がるようにと、”かわいい”にこだわり
蝶ネクタイをした執事のような存在になればと言う美保さんの心くばりです。

自然に寄り添ったもの作り

昨年、東京にある大正大学の学生さんたちと共同開発されたブラシもあります。
豚毛とパキンと言う植物繊維の2種類が使用されている
「隅まできれいキッチンブラシ」(料理家・橋本加名子さん監修)は、

毛先が斜めにカットされているのが目を惹きます。
これは食器や調理道具のかどっこや隅に行き届くよう考えられたデザインなんです。

豚毛のキューティクルが油と汚れを絡めとるので、洗剤なしで洗えて手にも環境にも優しい。

我が家でもBBQに使った網をこのブラシで洗ったらゴシゴシしなくてもサッとこびりつきが取れたので感動でした!!
タワシのように水はねしにくいのも気に入ってます。

社屋の窓からは東濃桧が育つ山々と透き通った白川が見えています。
加子母の豊かな環境の中で生まれる商品は、自然に配慮されたものになりますよね。

赤田刷毛工業の長年培われてきたものづくりの技と、
美保さんの主婦ならではの細やかなこだわりが詰められたキッチンブラシ。

丁寧な手作業と込められた思いを知って益々、愛着が湧きました。

取材後、美保さんから
「今ね、換気が大切になってるから網戸をサッと掃除出来るブラシを考えてるの♪
Nanokaさんもこう言うブラシがあったらいいなって言うアイデア教えてね!!」
と声をかけられました。

それならと桧ハンドルの歯ブラシをちゃっかりリクエストしています^^

これからも暮らしに寄り添う良質なブラシを生み出してくれる赤田刷毛工業さんに
大きな期待をしています。

Written by Nanoka

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Instagramでの発信を担当されているパートの田口沙帆さん。
『良い商品のものづくりに携われて楽しいです!!』と笑顔がステキでした♪
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