ゆけゆけ、ワークショップ!
モクモクセンターでマイ箸作り体験の巻

2月の小雪の日、加子母森林組合さんが運営するモクモクセンターへ。

ここには木の器や家具をはじめ、工作キットや加工前の木材も沢山あり、その場で購入できます。

店内を眺めていると、何か作りたいとあれこれ妄想。
頭の中がワクワクセンターになります。

今回のめあては「東濃ひのき」のお箸に絵付けをするワークショップ。
この地域のひのきは法隆寺・姫路城・銀閣寺などの修復にも使われているそうです。そんな地域のひのきを使った箸に絵付け体験!

せっかくやるなら “大人” が持ってもサマになる、そして高そうに見える(笑)
マイ “大人”箸を作ろうと思います。

マイ大人箸への第一歩はちゃんと説明を聞くところから

  • 今日はよろしくお願いします
  • はい!大人の箸づくり頑張りましょう!
  • 今日の夕ご飯に使いたいなー、ワクワク。
  • ごめんなさい。お箸が長持ちするようにコーティングして、後日お送りになります。ワクワクしてお待ちください。
  • あ、そうなんだ…
  • まあまあ、気を取り直して!こちらが絵付けする東濃ひのきのお箸です。

  • お渡したお箸に黄色いテープが貼ってあるので、それより上に描いてください。
  • 持つあたりですね。
  • そうです。絵の具はこちらです。速乾性のエナメル絵の具です。
    色は白・黒・青・赤・緑・黄。

アクリル絵の具にも似てますが、そのままでも柔らかくて伸びも良さそうです。

  • お、これぞうきんかな?小さい!なんか好きです。
  • ふふ。

  • こちらが見本です。
    この絵のような細かいものを描きたい時は、つまようじで描くといいですよ。

大人な色って??

前の日の夜、「品の良い大人のお箸は金色だ!」と勢いよく金ピカにしようと思っていたんですが、金の絵の具が見当たりません!
ここでいきなり計画倒れ。

なんとか気持ちを立て直し、大人の雰囲気漂う色を探す旅へ。

  • 緑?黄緑?ピンク?パステルカラー?ピスタチオ…。
    あ、このラベンダーがいいかも。
  • やってみましょう!
    沢山絵の具使いますよ。足りなくなった時に同じ色を作るのは難しいので多めに作っておいてください。

色探しの旅はあっさり終わり、次は色作りに四苦八苦。
空気の乾燥で絵の具が乾きはじめました。

乾燥対策のためにも、絵の具はアドバイス通りに多め作りましょう。by bunchaca

色が完成し下塗りスタート。厚みが出ないように均等に塗っていきます。

  • 箸の頭の部分は側面と違う色で塗ってもいいですよ。

頭はノーマークだったので側面と同じ色で塗る。
塗り残しがないかを細かくチェック!

  • きれいに塗れましたね
  • メガネはね、マスクの時にかけるとくもるんだよ。ほら、ホワホワ~。

褒められてるのに台無し発言しつつ、下塗り完成。

下塗りが乾くまで外の景色を撮影。

向こうには土場(木材が集まる所)、そして川。そして時々白鷺。

窓のかれこれ15分くらい。触ってみて、うん乾いた感じ。

意図せずミルキーウェイ

  • うーん、マーブルかけたい。ちょっとフワってさせたい。
  • このぞうきんが毛羽立ってるので、これに絵の具をつけてトントンしてもいいかもしれません。

ここで、さっきまで筆を拭いていた小さなぞうきん登場!

薄黄色の絵の具を含ませ、トントンと叩いてみると、ミルキーウェイがお箸に現れました。続けて薄いピンクの絵の具もぞうきんでトントン。

  • いい感じです。それコーティングしたら大人箸じゃない?
    ほほ、アガる~!
次はミルキーウェイの上に絵の具をちらし水玉を作る作業。
筆に絵の具を取ってはじいてみましたが水分の加減でちらせなかったので、筆先やつまようじで小さな水玉を打つことにしました。

  • お、なんか料亭っぽい。命名千羽鶴箸とか花吹雪箸とかにしちゃう?(笑)

欲張って大人かわいいも求めてみる

  • そして側面にはリスを入れたいかなと。
  • え?ここでいきなりリスですか?
  • ええ。リス好きなんです。なんか大人な雰囲気の中にもクスってポイント欲しいかなー。
  • あ、大人可愛い的なのですね。
    他にお子さんなんかにおすすめしてるのが、名前を入れるとか、記念日なんかの日付を入れるとか。
  • ほお、入れてみよっかなー!今日何日でしたっけ?
    あー、でも今日はなんでもない日なのでやめとく。
リスの顔に挑みます。
目指す色は明るめのおうど色のリス。
いきなりはドキドキなのでパレットにつまようじでリスの練習。

  • えっと、リスはしっぽも大きいし、幅がいりそうなので、お箸の2面使って描こうっと。顔が一番で、しっぽはこのあたりに描きたい。

絵の具も乾くので早めに描こうとしますが、小さい箇所なので苦戦。

  • あれ?2面描くなら、箸を二つ合わせてマステで止めて描いたほうがやりやすいなー。うーん、細かくてむずかしい…。

  • パレットに下絵を絵の具たっぷりで描いてから、箸に押し当てればガイドラインになりそうですよ!
  • ちょっと描いちゃったから拭き取ろっと。
    あれ?おうど色のここ、ゴールドっぽくないです?
    ここなんかいいから、もうリスやめよーかな(笑)
    これにチョンチョンって他の色みたいに散らして、名前入れるー?
  • それならリスの顔を頭の所に描いたらどうです?
  • お!いいですねー。
    自分で言っておおきながらここでリスがいなくなるのは、リスにどうかと思われるので初志貫徹します(笑)

箸の頭のリスはつまようじで描きます。
小さすぎて源氏パイの形しか描けません、大丈夫か、リス。

源氏パイのようなリスの土台が乾いたら、いよいよ顔入れ作業。

  • お箸のてっぺんを描く時は、箸立てに立ててやるといいですよ。

右リスはこころなしか寄り目、左リスはシマが太くなり、毛量多め。

  • リスもいい感じです。
    側面はなんか宇宙感ありますよ。白のミルキーウェイもいい感じですね。

  • ふふ。命名、宇宙、そしてりす。コスモス、コスモリス。
完成しました!
コスモリス箸!

大人感も恐らく出てるのではないでしょうか。

完成にヒャホーと思わず浮かれる大人。
めあての達成度・100点

最後は宇宙やリスやと発展しましたが「マイ大人箸」完成しました。
全力でも、余力でも、脱線しても(笑)、大人でも楽しくステキな箸が作れます。お箸が届くのは1か月後なのでワクワクしながら待っていたいと思います。
取材にご協力いただいたモクモクセンターさんありがとうございました!

楽しかったでーす!

<東濃ひのきのお箸に絵付け体験>

お好きな絵を書いて自分だけのお箸を作りましょう。
サイズは大人用・子供用の両方をご用意しており、家族みんなで楽しめます。

体験料:880円(税込)
所要時間:40分
要予約

お電話での予約か加子母森林組合HPからご予約ができます。

モクモクセンター

岐阜県中津川市加子母4872-5
電話:0573-79-3333
定休日:水曜日
営業時間:8:30~17:30