食ったらわかるかしもトマト
「日本一美味しいトマト、誰もが知っている加子母のトマト、子どもが作りたいというトマト」を目指して取り組んでいらっしゃる加子母トマト生産組合さん。
今回は、加子母トマト生産組合の組合長を務めていらっしゃる佐藤さんにかしもトマトの土づくりと、美味しい食べ方について伺いました。
今回の取材は5月と7月の2回に分けて撮影を行いました。
ぎゅっと凝縮かしもトマト
- 今日はよろしくお願いします!
- 今日は取材ということでトマトのかぶり物を用意しました(笑)
5月の様子
- こんな感じでどうでしょ?
- 最高です!!
ではさっそくですが、かしもトマトの特徴を教えてください。 - 味がのっているというか、トマトの味がぎゅっと凝縮されていますね。
- なんで味が凝縮されるんですか?
- 標高が高く、昼と夜の温度差が大きいのと、土にもこだわっています。
- たしかに加子母は温度差が大きいですよね!土はどのようにこだわっているんですか?
- 加子母のトマトっていうのが、中嶋農法と加子母ぼかしの2大要件でここまで知られたんです。
- それじゃあまず中嶋農法について教えてください!
- 中嶋農法っていうのが作り方なんですけど、年明けすぐ畑の土をとって検査に出すんです。それで土の中の成分がいくつかの項目に分けて出てくるんです。これがあって、これがないよ~みたいな。
- へぇ~そうなんですね。ここの土は全部検査をした土ですか?
- そうです。全農家がやっています。
中嶋農法を取り入れる前は、どんどん土が疲れてきてしまっていたので、肥料が足りないんじゃないかってどんどん肥料入れたら年々悪くなって限界を感じて、平成6年から中嶋農法を取り入れたそうです。 - なんでもかんでも肥料を入れればいいってことじゃないんですね。
- 何でもかんでも入れるんじゃなくて、足りないものだけ補ってあげて、土の健康を作ってあげることで、健康なトマトができる!そして食べたひとが健康になるというサイクルを作っていくのが中嶋農法です。
- 身体のことを想って作られているんですね!安心して食べられます!
- 加子母ぼかしっていうのがトマトの時期が終わるのが11月中旬になるので、11月後半に若手中心にぼかしを作っています。
- 加子母ぼかしってなんですか?
- ミネラル分とかビタミンの入った海藻粉末、米ぬか、牛糞を混ぜて作ってるんです。それを発酵させたものが、加子母ぼかしっていうんです。
- 初めて聞きました。
- 恵那北地区の人はみんな使ってもらって同じ品質のものを作りましょうっていうことでやってます。
- それが栄養になるんですね!!なるほど
赤くなったら冷蔵庫、食べきれなかったら冷凍庫!
- 美味しい食べ方ってありますか?
- 今の品種の麗月は、調理(加熱して作る料理)に向いていると思うんで、トマトカレーとか?炒めても煮込んでも美味しいと思います!
- トマトは、買ってすぐに冷蔵庫に入れたほうがいいですか?
- 赤くなったら冷蔵庫、食べきれなかったら冷凍庫!
- おお~なるほど。佐藤さんはトマトお好きですか?
- 好きですけど、爽やかにトマトをかじる!ということはないですねぇ(笑)
- ははは(笑)
- スライスしてないとイヤなんですよね。僕は年に3つしか食べないですね!
採りはじめと半ばと最後くらい?味見で(笑) - トマト農家の皆さんそんな感じですか?
- いやいや、朝収穫しながら朝ごはんで食べてる人もいるくらいですよ。
- そうなんですね。最後に、これからの野望はありますか?
- 加子母っていうブランド力をつけていきたいなと思っています。
みなさんにもかしもトマトを味わってほしいです! - 時間を割いて頂き、ありがとうございました。